【本メモ】『アウトプット大全』
話題となっていた『アウトプット大全』を読んだので、本メモを公開。
CHAPTER 1 RULES アウトプットの基本法則
読む、聞くがインプットで、話す、書くがアウトプット インプットは「脳内世界」が変化するだけ。 アウトプットして、初めて「現実世界」を変えることができる 情報の入力から2週間で3回以上アウトプットすると、長期記憶として残りやすくなる 脳に入力された情報は「海馬」というところに2〜4週間保存される 仮保存期間中に、その情報が何度も使われると、脳はその情報を「重要な情報」と判断し、 「側頭葉」の長期記憶に移動する インプットとアウトプットのサイクルを回す 黄金比は3対7 平均的な比率は逆 自己成長にフィードバックは不可欠 うまくいったときも、失敗したときも、その「理由」を考えよう 「なぜ」を突き詰めると、その先に「気づき」が見つかる アウトプット6つのメリット ・記憶に残る ・行動が変わる ・現実が変わる ・自己成長する ・楽しい →圧倒的な結果が出る 成功を収めたいなら、とにかくアウトプットが不可欠。
CHAPTER 2 TALK 科学に裏付けされた、伝わる話し方
「話す」ことが、最も簡単なアウトプット アイコンタクトで、お互いの細やかな感情の機微が伝わりやすくなり、 コミュニケーションが深まる →ドーパミン分泌 クッション話法 相手にできるだけショックを与えずに伝える方法 YesBut話法 まず、ポジティブな情報を伝えて雰囲気を作ってから、悪いニュース YesHow話法 疑問文形式で、本人に考えさせる 人間の行動が変わるためには「気づき」が必須 部下の行動を改善させる効果の高い方法 まずは「いい点」を伝えて、相手の心を開こう 挨拶は「あなたを認めています」のサイン ザイオンス効果 雑談は、内容より回数が重要 「コントロールできる」という感覚を持つだけで、ストレスの影響は消えてなくなる 人に相談することで、対処法が示される。 あるいは、自分で順序立てて話すことで頭の中が整理され、自分で対処法や方向性が見えてくる →現実は何も変わっていないのに、気分がものすごく軽くなる
CHAPTER 3 WRITE 能力を最大限に引き出す書き方
「話す」より「書く」ことのほうが、圧倒的に記憶に残り自己成長を促す →脳幹網様体賦活系(RAS)が刺激されるから 別名「注意の司令塔」 脳は、その対象物に対して集中力を高め、積極的に情報を収集し始める 書くほどにRASが活性化し、脳全体が活性化していく アウトプットするのはいつがベスト →脳が最も多くの情報を保持している「インプットの直後」 貴重で素晴らしい体験もただのインプット 時間とともにどんどん失われて、劣化して、曖昧になっていく 文章を早く書くコツ ・時間を決めて書く ・構成を考えてから書く TODOリストのメリット ・1日の仕事の流れが確認できる ・集中力が途切れない ・うっかりミスがゼロになる ・ワーキングメモリの容量が増える/仕事が効率化する 人間の脳が一度に処理できる情報量(ワーキングメモリ)は限られている 同時に処理できるのは、せいぜい3つまで すべてTODOリストに書き出すことにより、脳のワーキングメモリを有効利用できるようになり、 目前のひとつの仕事にすべてに集中力を向ける →仕事効率が大きくアップ 人は何かに気づいた際、脳の神経回路がつなぎ変わる 「アハ体験」 数秒前の自分とは異なる自分に自己成長している →30秒〜1分で戻る。瞬間的にメモをする必要がある。 何も考えていないとき=ひらめいたとき 脳の状態はほぼ同じ 創造性の4B Bathroom Bus Bed Bar ぼーっとする 「ぼんやり」が脳の働きを活性化 ひらめきに必要な4つのプロセス ・準備 ・孵化(休息する) ・ひらめき ・検証
CHAPTER 4 DO 圧倒的に結果を出す人の行動力
「話す」「書く」以外のアウトプット、「行動する(Do)」 昨日までの行動と、今日の行動に変化がある →自己成長 続ける人になるための5つの極意 ・「今」「今日やる」ことだけにフォーカス ・楽しむ ・目標の細分化 ・結果を記録 ・ご褒美 ドーパミンは、目標達成のガソリン 教える 自己成長に最も効果のあるアウトプット アウトプットであり、フィードバックであり、さらなるインプット 何かを習得したければ、 「人に説明できる」レベルを目指そう 人間の脳はマルチタスクができない チャレンジのないところに自己成長はない 新しいことにチャレンジすると、脳内物質・ドーパミンが出る ドーパミンは「楽しい」という感情を引き起こす幸福物質 同時に「新しいことを学習する」ことをサポートする学習物質でもある 無謀な挑戦は逆効果 実現可能で少しがんばれば達成できる「プチ目標」を設定しよう 「ちょい難」難易度の課題にチャレンジするとき、ドーパミンが最も分泌 →集中力、記憶力、学習能力が高まり、自己成長が最も進む 「まず始める」 5分だけがんばって「やる気」スイッチオン 「作業興奮」 作業を始めると、だんだん気分が盛り上がってきてやる気が出てくる 「側坐核」 側坐核の神経細胞が活動すると、海馬と前頭前野に信号を送り、 「やる気」が出て、脳の調子が上がっていく しかし、側坐核の神経細胞は「ある程度の強さ」の刺激がこないと活動を始めない →必要時間はたったの5分 ファーストチェス理論 プロチェスプレイヤーが、5秒で考えた手と30分で考えた手 →86%一致 最初の決断というのは、かなり正しい 睡眠不足は、6時間未満をさす 6時間睡眠を14日間と2日間完全徹夜 →同程度の集中力低下をきたす 何も積み上がらないし、記憶や経験として残らないし、自己成長にもつながらない 7時間以上の睡眠は必須 運動直後から得られる脳の活性効果 ・集中力↑ ・記憶力↑ ・学習機能↑ ・モチベーション↑
CHAPTER 5 TRAINING アウトプット力を高める7つのトレーニング法
1. 日記を書く 5つのメリット ・アウトプット力向上 ・自己洞察力、ストレス耐性向上 ・「楽しい」を発見する力 ・ストレス発散 ・幸福度アップ 2. 健康について記録する 「体重」「気分」「睡眠時間」を毎日記録 3. 読書感想を書く 4. 情報発信する 5. SNSに書く 6. ブログを書く 7. 趣味について書く
最後に
インプットは「脳内世界」が変わるだけで、アウトプットして初めて「現実世界」を変えることができると書いてあって、
確かになと納得してしまった。
本書にも書かれている通り、自分もインプット過多に陥ってしまっていた。
インプットとアウトプットの比率が、3:7ぐらいになるよう意識し、取り組んでいきたい。